豊かでパーソナライズされたショッピング体験を提供して販売率を高めているDialogue! Dialogueの代表を務めるOmri Katzさんからお話を伺います。 韓国に進出した世界的なブランドとパートナーシップを結んでいる企業なだけに、Cafe24との提携に期待が高まります。 それではDialogueへのインタビューに入ります。 |
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Q. こんにちは。お目にかかれて光栄です。自己紹介をお願いします。 |
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A. こんにちは。 Omri Katzです。 イスラエルのテルアビブという都市に住んでいます。 私は幼い頃からITに触れながら育ちました。 14歳の時にコーディングを学び、イスラエル陸軍ではIT専門家として服務しました。 その後、大学では法律とビジネスを専攻しましたが、IT産業への興味を持ち続けていたため、専攻を変更しました。 この3年間、中小企業向けにECユーザー最適化プラットフォームを提供するDialogue社の代表を務めています。 それまでは、モバイル決済とサイトの滞在時間を伸ばすためのスタートアップビジネスを2つ運営したり、 ネットショップの販売者としてドロップシッピングをじかに体験したりしました。 そのため販売者の頭を悩ませる点をよく理解しており、その解決に役立つソリューションの開発に力を入れています。 |
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Q. IT専門家として軍に服務されていたんですね(拍手)。 幼い頃からITに触れていたなんてすごい。育った環境が特別だったんですね。 中小企業向けの最適化プラットフォームも興味深いですが、Dialogueという会社について詳しくお話を聞きたいです。 |
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A. 私はECサイトで商品/技術に関心のある消費者の視点から市場に出回っている商品を調査しました。 調査の結果、どの商品も似たり寄ったりでした。私は自分のIT知識を生かしてそうした部分を改善できると考えました。 私には、パブリッシャーがコンテンツを使ってエンゲージメント数を上げられるようにサポートした経験と、ドロップシッピングを通して小規模販売者の頭を悩ませる点を身をもって理解した経験があります。 そうした経験に基づき、先端技術を活用して販売者が簡単にビジネスを成長させられるようにDialogueを設立しました。 パーソナライゼーションは以前からありましたが、大企業に限られていました。 大企業はネットショップのパフォーマンス最適化のために時間と知識を投入できる人材、資源、専門家を保有しているためメリットが得られます。 しかし、時間と予算が非常に限られている中小企業のビジネスにおいてはそうしたリソースが利用できません。 そこで、これまで大手EC企業が得ていたメリットを中小企業も同等に得られる技術を提供するためにDialogueを立ち上げました。 |
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Q. 大企業が得ていたメリットを中小企業も同等に得られる技術ですか。 そのDialogueのサービスについて詳しくお聞かせいただけますか。 |
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A. Dialogueは中小企業のビジネスにおいて簡単に利用することができます。 メンテナンスに多くのリソースを必要とせず、機能が自動的に実行され、わずか数分でインストールから初期設定まで簡単に行えます。 メンテナンスを担当する専門人材が必要ないため人件費を削減できる点が中小企業にとって魅力となるはずです。 Dialogueはネットショップに購入者がアクセスする瞬間を含め、商品カテゴリ、商品詳細ページ、カート、注文完了ページなどサイトの全体的なページを分析します。 そうした分析データに基づいて、転換率を高められる最適なショッピング環境を顧客に提供します。 一般的に大企業が運営するネットショップの転換率は2桁ですが、中小企業の転換率は2~3%に過ぎません。 Dialogueは機械学習などの技術によってこの差を縮め、Dialogue User Journeyというアルゴリズムを通してユーザーデータの収集・分析を行います。 Dialogue User Journeyはユーザーのすべてのアクションをリアルタイムに収集・分析し、そのデータを各User Profileに保存します。 集めた情報は厳重に管理されるため、セキュリティ面においても安心です。 |
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Q. 設定が簡単でセキュリティ面においても安心できるのは運営者にとって非常に魅力的ですね。 特に転換率を高められるのはうれしいポイントだと思います。 開発にあたって重点的に力を入れた部分はありますか。 |
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A. ユーザーの意図を理解すること以外にDialogue が販売者に貢献できる方法は、あらゆるWebページと統合できるアセットパッケージを提供することによって、Webページ内のカスタマーエクスペリエンスに対し影響力を持つ努力をすることです。 自動化によってプロモーションバナーや販売商品などのコンテンツが表示されるだけでなく、より多くの購入を促すメッセージやパーソナライズされたメッセージを表示することができます。 基本的に、パーソナライズできるあらゆる要素はDialogueのレコメンデーションエンジンによってアセットから読み出されます。 前述のように、これらはすべて自動的に実行され、サイトを最適化し続けます。 ユーザーはDialogueのアプリケーションをインストールすることで、コーディングの知識がなくても機能を使用することができます。 販売者には2つの選択肢があります。 1.マニュアル Dialogueパッケージでアセットを手動で選択し、顧客により良いショッピング環境を提供する。 2.Automated Use (Dialogueのノウハウ) DialogueがWebサイトを診断して販売者用のアセットを作成し、Webページの適切な位置に配置する。 Dialogueはプレミアムアカウントも提供しています。 マンツーマンで専任サポートを行います。 |
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Q. Cafe24ならではの強みは何だと思いますか。 | ||
A. ビジネスの面では、Cafe24は非常に協力的で、問い合わせるとすぐに返事がもらえてプロジェクトがスムーズに進みました。 テクニカルサポートの面では、Dialogue研究開発部のOr Lvaeeによると、Cafe24とのコラボはとても楽しかったそうです。 特にCafe24のテクニカルサポートや新しいアイデアに対するオープンマインドな姿勢は、プロジェクトを進める中で一番満足していた部分です。 今後もこのような関係を保ちながら、より多くの機能をリリースできればと思います。 |
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Q. 私たちにとってもDialogueとのコラボはとても楽しかったです。 Cafe24に対して今後期待していることがあれば教えてください。 |
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A. 私たちはCafe24の東南アジアや韓国市場における可能性に注目しています。 韓国のEC市場は活気に満ちており、中小企業がたくさんあると思います。 まだ韓国の中小企業にはDialogueについてあまり知られていないと思いますが、Dialogueは中小規模のショップの売上アップに大いに役立つと思います。 実例としてイスラエルにはDialogue社を通して売上が3倍に伸びた企業があります。 きっと韓国の中小企業も同様の成功事例を生み出せるでしょう。 Cafe24は韓国EC市場におけるフロントランナーですので、韓国、さらには東南アジアへ進出するためにCafe24をパートナーに選びました。 Cafe24とDialogueがそれぞれの長所を活かして連携すれば、大きなシナジー効果が得られると考えています。 |
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Q. 質問にお答えいただきありがとうございました。 最後に、今後の計画があれば教えてください。 |
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A. Cafe24 Storeにアプリを追加でリリースする予定です。 Dialogueは、Cafe24のショップ運営者が顧客により良いショッピング環境を提供できるよう、様々なパーソナライゼーションツールを提供したいと考えています。 |
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